NTTドコモの新料金プランはお得なのか検証！

NTTドコモは2019年4月15日、新料金プランを発表しました。

くわしくは公式サイトをご参照ください。

事実上使い放題の「ギガホ」と段階式定額の「ギガライト」の２種類。

いわゆる「分離プラン」というヤツですね。

5月22日から受付予約開始で、適用は6月1日からになるそうです。

　

　

「最安」のハードルはやや高め

毎度のことながら、公式サイトは若干分かりにくい書き方をしています。

最低価格として、「ギガライト」の2年定期契約で1,980円～となっていますが、その適用条件を満たすのは（人によっては）少し厳しいかも知れません。

今回、最低価格で契約するためには、ドコモの音声契約が同一ファミリーグループで3回線以上必要です。しかもその契約にはキッズケータイは含まれません。

「最大4割値下げ」の恩恵を受けるのはなかなかハードルが高そうですが、少しでも安くなる可能性があるのか、試算してみる価値はありそうです。

　

　

現在は合計で月2万円！

まず、現在の契約を確認してみます。

現在の私の契約内容は、私と母親でスマホが2台に、姪っ子のキッズケータイが1台。私がシェアパックに入り、母親がそのシェアオプションに入っている形です。

さらにドコモ光も利用中。また、支払いは固定電話も含めた「おまとめ請求」となっています。

というわけで現在の支払い内容がこちら。

（ちなみに、端末代や月々サポートはすべて終わっているのでありません。また、無料に含まれない通話料やSMS送信料などは計算から外しています）

トータルで2万円近くになってしまっていますね。

　

　

新プランでシミュレーション！

それでは、上記契約を、可能な限り同じ条件で新プランに変更した場合をシミュレーションしてみます。

なお、私は毎月のデータ使用量が1GBを超える月がほぼないのでギガライトの最低額（ステップ1）で計算し、かつ自分からの発信（通話）もあまりしないので通話オプションはつけていません。

母親の方は毎月のデータが1.5GB前後なのでギガライトのステップ2、さらにしょっちゅう長電話をするので、通話はかけ放題オプションをつけています。

ちなみに先を見越して、消費税は10%で計算してみました。

おお！3,000円以上安くなった！

割合で言うと15%強なので、「4割値下げ」には届きませんでしたが、それでも思った以上に下がりました！

　

　

『端末代高騰』のデメリットには注意を！

とはいうものの、今回のNTTドコモの新プランにはデメリットもあります。

それは、「端末代の値引きサポートがなくなるので、これまでのように気軽に機種変更が出来なくなる」ということです。

そもそも、今回の新しい「分離プラン」とは、端末代金と通信料を切り離した料金体系のことを指します。

今までの料金プランでは端末代金と通信料は一体化しており、その中で「月々サポート」や「docomo with」といった形で端末代金を通信料から割引していました。

つまり、新プランではこの2つを切り離し、今まで端末代金の割引に回していた原資で通信料本体の値下げを行うという形になります。

当然、割引がなくなる分、端末代金は今までより高くなることが予想されます。

今までは「毎月の通信料は高いけど端末代金は割引があるから気軽に2年ごとに機種変更ができていた」のが、「毎月の通信料は安いけど端末代金は高いからなかなか買い換えられない」という状況になっていくのかもしれません。

ただ、現在は中古スマホの市場というのが確立されてきましたし、同じ端末を長期間使い続ける人も増えてきました。

「2年ごとに使い捨てていく」という考え方も変わってきたように思いますし、長期的に見たら新プランの方がお得になるケースも多いのではないでしょうか？

　

　

とにかく試算してみましょう！

というわけで、皆さんも一度試算してみてはいかがでしょうか。

なお、ドコモ公式の「料金シミュレーション」はちょっと使い勝手が良くないので、本当に細かく試算したい場合は料金表見ながら自分で計算した方が良いですよ。

ちなみに、プラン変更の予定がある方は、こちらのページから事前エントリーした上で5月22日～6月30日までにプラン変更すると、もれなく期間・用途限定のDポイント500ポイントがもらえるようですよ♪

（※プラン変更はMy Docomoかドコモオンラインショップでの変更以外は対象外だそうです）

なお、現行のプランの受付は5月末までとなりますので、新規契約を考えている方は5月中に結論を出す必要があります！

とりあえず、私は6月からプラン変更する方向で動こうと思います。