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いきなりレイトショー突撃
昨日、8月2日から公開された映画ドラクエ「ユア・ストーリー」。
最初はあんまり観る気はなかったのですが・・・
昨日の夕方、友人に誘われまして、急遽23時20分からのレイトショーを観に行くことになりました。
ドワ子集会行きたかった・・・
ちなみに昨日の夜はドワ子集会でした。
なんと通算250回のメモリアルだったそうで。
前回はとあ一人で参加させていただきました!
今回はエスティアと2人で行こうと、おそろいのドレアまで作ったのに・・・
残念ながら参加できず、映画の方に行かせていただきました。
しかし、今考えれば・・・
いざ映画館へ!
ストーリーに関する直接的なネタバレはしないつもりですが、ある程度構成や設定の部分で突っ込んだ批評があるので、純粋に作品を観たい方はここから先は閲覧に注意してください!
30分くらい前に到着して発券。
パンフレットとラバーキーホルダーも購入。
そんなこんなで、眠かったけどもせっかく観に来たからには楽しもう、そしてその楽しさを伝えられるような記事を書こう。
そんな風に思っていました。観る前は・・・
誰得!?
正直、エンドロールでは、茫然自失になってました。
そして、映画館出てからジワジワと怒りがこみ上げてきました。
そもそも、かなりストーリーが長いドラクエⅤを2時間の尺に、しかも納得のいく形に収めることはまず不可能なんですよ。
ただ、それにしても「ひどいな」と。
まず、ターゲット層がよく分からない。
はっきり言って、ドラクエⅤをプレイしたことがある人も、プレイしたことがない人も、どっちも得しない作りなんですね。
- DQⅤをプレイしたことがない人
「DQⅤの物語を知っていることが前提」(これ自体が伏線でもある)で話がどんどん進んでいくので、まったく知識がないとついていけないと思います。
- DQⅤをプレイしたことがある人
物語を知っていたらいたで、あまりに次々と端折られていくエピソードが違和感ありありで、なかなか話に入っていけないと思います。
ただし、作品全体を通じて「疾走感」みたいなものは強く感じられます。
戦闘シーンのテンポはよく、そこは思わず見入ってしまいました。
しかしその疾走感と引き換えに、無駄を省くどころか大事なところまでそぎ落としてしまっている感がどうしても拭えませんでした。
そして、その無謀な全力疾走のまま、最後の最後に大クラッシュ事故を起こすのです・・・
嘘だと言ってよヘンリー
以前の記事でも書いた気がしますが、わたしは作中で登場人物がいわゆる「メタ発言」するの嫌なんですよね。
それで一気に醒めてしまう。
それともうひとつ、ドラマの「ゆうたの」もそうなんですが、作中にダイレクトにゲーム画面を挿入されるのもなんか違和感があって受け入れがたいんです。
とりあえずこの映画、わたしのこの2つの萎え要素すべてやっちゃってるからね。
というか、実は観賞前にネタバレを見てしまっていたんですよね。(結果論として)
あまりに荒唐無稽な内容だったので、いわゆるコピペ荒らしの類だろうと適当に流していたんですが、いざ観てみると・・・
「リュカ」という名前の必然性
誤解されたら困るのですが、わたしは決して読解力がないわけじゃないと思うんですよ。
サブタイトルを「天空の花嫁」ではなく「ユア・ストーリー」とした意味。
それは理解してます。
理解した上で「ないわー」と感じたわけで。
そして、この映画に関して昨日発生したトラブル。
「小説版著者の久美沙織氏が映画制作委員会を訴えた」という話。
詳細は改めて書きませんが、まあ法的な部分について言えば制作委員会側に分がある戦いのようです。
ただ、わたし個人としては、小説版の愛読者だったということ、そして今回の映画の出来を考えると久美先生側に立ちたいところです。
映画版の内容について、小説版との関連性はほとんどありません。
ただし、「リュカ」という名前を使う以上、ファンは必然的に小説版を連想して考えてしまうでしょう。
そういったミスリードを制作委員会側が意図していなかったはずはなく、一切スタッフロールにクレジットがないというのはさすがにおかしいと思いますけどね。
コラボ企画はどこいった?(追記あり)
告知だけされてまったく音沙汰がない、ドラクエ10とのコラボ企画。
どうなってるんでしょうね?
(08/03 12:30追記)
ドラクエ夏祭りでコラボ内容が発表されました。
「天空のつるぎ」と「天空の盾」が手に入るプレゼントのじゅもんの配布だそうです。
プレゼントのじゅもんは、
あなたのものがたり
です。
声の違和感はなかった
あんまりネガティブな内容ばっかりはこちらも書きたくないので、良かった点も書こうと思います。
声優陣はそこそこ良かったと思います。
プロの声優ではなく俳優を使う、という作品でありがちな違和感はほとんど感じませんでした。
さいごに
まあ、人を選ぶ映画なんだと思います。
残念ながらわたしはこんな感じでしたが・・・
「メタ的などんでん返し」を好意的に受け入れられるなら、笑顔で映画館を出ることができると思いますよ。
あと、制作に日テレが絡んでるので、来年の春あたりにTVで放送するんじゃないですかね?
それを待ってもいいかもしれません。
では最後にひとこと。
どこに涙流すシーンがありましたか?
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