かつて種族格差というものがあった
現在のドラクエ10においては、種族間でのステータスや耐性の差は一切無いようになっています。
わたしがドラクエ10を始めた時には、すでにこの仕様となっていましたが、サービス開始当初は、人間を含む各種族でステータスに差異があったそうです。
これらの「種族格差」は段階的に廃止されることになり、バージョン2.1で大幅に縮小、そしてバージョン3.2で完全に廃止されました。
具体的な格差とは
なかなか当時のソースが見つからなかったのですが、「~プクリポいわちょのドラクエ10日記~」様の記事に、レベル80時点での人間大とプクリポのステータス一覧が掲載されていたので紹介させていただきます。
~プクリポいわちょのドラクエ10日記~ より
バージョン2.1で種族格差が大幅縮小される前と後のステータス差を見てみると、(あくまで人間大とプクリポとの比較ですが)縮小前は各ステータスに最大7ポイントほどの差があったものが、縮小後は1~2ポイント(最大MPは4ポイントほど)に修正されています。
また、各種族には固有の「属性耐性」も付与されていました。
種族 | ~Ver.2.0 | Ver.2.1~ | Ver.3.2~(現行) |
オーガ | 炎 20% | 炎 2% | なし |
ウェディ | 氷 20% | 氷 2% | なし |
エルフ | 風 20% | 風 2% | なし |
プクリポ | 光 20% | 光 2% | なし |
ドワーフ | 闇 20% | 闇 2% | なし |
人間 | なし | なし | なし |
基本的に各種族のイメージカラーに即した属性の耐性が付与されていました。
人間は、耐性がない代わりにステータスが平均的に成長という調整がなされていたようです。
今、種族差別は起きるか?
かつては、このステータスや耐性の格差による「種族差別」的な風潮も見かけられたそうです。
重さについてはオーガが一番高かったため、「パラディンはオーガ以外お断り」といったような募集もあったとか。
ただ、これについてはわたしが思うに、職業レベルがまだまだ低く、実際の性能における基礎ステータスの影響が大きかったから、という気もします。
現在は職業レベルも110となり、宝珠や装備、アクセによる補正値が大きくなっているため、相対的にその影響も下がったのでは?とも思います。
確かに、ステータスの格差によって、暴走確定のきようさなど、必要な数値に達せないというのは問題なのかもしれません。
かつてあったようなものは、ちょっと差を付けすぎのような気もします。
ですが、たとえば一回の装備更新でカバーできるくらいの能力差や、「他の種族でも装備やアクセ、宝珠を適切に揃えれば達成できるが、○○○(ある種族)ならば少し楽に達成できる」ような細かい調整をした上での差はあってもいいのかな、と思います。
差別する輩は何だろうがやる
種族格差をつけない理由として「再び種族差別が起こりかねない」という意見があるかもしれません。
ですが、種族差別については現在でも少なからず起こっていると思います。
今でも、メギ1の討伐売りのコメントを覗くと、「○○(種族)お断り」とか「○○のみ」みたいな前時代的なことをしてる人が未だに居ます。
こういう種族ヘイト的なことをする人は、どんな対策をしようとも、色々な理由をつけて他人を不愉快にしてきます。
ですから、彼らの存在は「種族格差をつけてはいけない」理由にはなり得ないと思います。
さいごに
もちろん、自分のキャラや種族への愛着やこだわりというのは各プレイヤーそれぞれが作り出していくものですから、単なるステータスの問題だけではありません。
ですが、個人的にはシステムとして種族を単なるアイコンにして欲しくない、とも思っています。
設定をひもといても、たとえば「炎の神」ガズバランの守護を受けているオーガが炎耐性を持っていることはごく自然だと解釈できます。
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おまけ:ルビスドレアをつくってみた!
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