今年の2月上旬に受験して、無事合格した精神保健福祉士(PSW)の「登録証」が届きました!
「精神保健福祉士」とは
どちらかというとマイナーな資格に分類されると思う「精神保健福祉士」ですが、一応れっきとした「国家資格」です。
詳しく説明すると以下のような感じになります。
精神保健福祉士は、いわゆる「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職の国家資格です。心に病を抱えた人がスムーズに生活を営めるように、相談や生活支援、助言、訓練、社会参加の手助け、環境調整などを行う仕事です。1997年の「精神保健福祉士法」施行に伴って誕生し、2012年からは「障害者総合支援法」が制定されて、医療・保健・福祉にまたがる精神保健福祉士の活躍の場がますます広がりつつあります。
中央法規ホームページより
仕事の分野としては精神科を中心とした医療機関、障害者支援施設、児童養護施設、行政機関や司法機関、ハローワークなどがあげられます。
「精神保健福祉士」は、同じく国家資格である「社会福祉士」「介護福祉士」とあわせて「三福祉士」と呼ばれたりします。
なお、合格するだけでは名乗ることはできず、合格後に所管している厚生労働省に備え付けられている「登録者名簿」に高い登録料を支払って登録してもらう必要があります。
登録完了した証明がこの「登録証」というわけです。
ちなみに「精神保健福祉士」を含む「三福祉士」はそれぞれ「名称独占」という資格で、「試験に合格して登録が完了した人だけがその名称を使って仕事をしてよい」というものです。
一方、お医者さんや弁護士さんのように、「資格を持っていないとその仕事に就くこと自体ができない」ものは「業務独占」と言って区別されています。
受験者数と合格率
今年の試験も含めた受験者数や合格率の推移が厚生労働省のホームページで公表されていました。
直近5年分をまとめると、以下のようになります。
回 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
17回 | 2015年 | 7,183 | 4,402 | 61.3% |
18回 | 2016年 | 7,173 | 4,417 | 61.6% |
19回 | 2017年 | 7,174 | 4,446 | 62.0% |
20回 | 2018年 | 6,992 | 4,399 | 62.9% |
21回 | 2019年 | 6,779 | 4,251 | 62.7% |
過去21回の合格者が累計で88,082人で、通算の合格率が62.6%だそうです。
国家資格の難易度としては比較的低い方になるでしょうか。
試験は「社会福祉士」の方が難しかったようです。(こちらは合格率30%前後)
採点結果!
「社会福祉士」を既に取得しているので、試験問題全163問のうち、「社会福祉士」との共通科目83問が免除され、「精神保健福祉士」の専門科目80問のみの受験でした。
合格ラインは正答率6割(48点)を基準にして設問の難易度に合わせて調整するとされています。
というわけで、私の得点はこんな感じでした!
各科目まんべんなく得点できていてよかったです。
ちなみに試験後に問題用紙は持ち帰ることができます。
大手の専門学校が当日~翌日に解答速報を出しているので、問題用紙に自分の解答をメモしていればすぐに自己採点ができます。
ほぼ確信していましたが、
結果が出るまではドキドキでした!
試験から登録証到着までの流れ
ひょっとしたら参考になるかもしれないので、一応登録証到着までの流れを残しておきます。
- (2019/02/02) 精神保健福祉士試験
- (2019/03/18) 「合格通知書」が到着
- (2019/03/19) 「登録申請書」を簡易書留で試験センターに提出
- (2019/04/17) 「登録証」が自宅に到着
トリプルライセンス達成!
今回の「精神保健福祉士」合格で、既に取得済みの「社会福祉士」「介護福祉士」とあわせて国家資格の「三福祉士」をすべて取得したことになりました!
上で書いたとおりあくまで「名称独占」の資格になりますので、取っただけで劇的にどうなるというものではありません。
この資格を今後活かせるかどうかは自分次第ですが、それでも自分の人生においてひとつのマイルストーンにはなるかな、と思います!
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